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マスクの着用でインフルエンザ予防はできるのかこの季節、マスクを付けている方が多くなってきました。
マスク 今冬も猛威をふるいそうなインフルエンザ。「感染予防のためにマスクを」という習慣も広まっている。だが自治医科大学附属病院・感染制御部長の森澤雄司氏は、「その効果の評価は正直難しい」と語る。
「インフルエンザは基本的に飛沫感染か接触感染。『感染者の咳・くしゃみを近くで口や鼻から吸い込む』『ウイルスのついたつり革やドアノブに触れ、その手で自分の鼻や口に触れる』という経路で感染します。そのためマスクをしても、つけ外しの際に、手で口や鼻に触れたら感染は防げません。むしろ非着用時より、手や口に触れる機会が増えることで、感染のリスクが増大するともいえます」
なお空気感染の可能性は低く、WHOもインフルエンザについては「健康な人はマスクをする必要はない」との考えを示している。
「正しいつけ方をすればそれなりに効果はあるかも、という程度です。こまめに手指のアルコール消毒をするほうがずっと効果的です。また、『ウイルスを拡散させないためのエチケット』としてはそれなりに意味がありますが、100%感染を防げるものではないので、自宅療養をすべきですね」(森澤氏)
なお花粉症対策や、風邪の際の喉の保湿には有効なのでご安心を。
【正解】
鼻や口をベタベタ触ると非着用時より感染リスクは増大
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